■01工房ダイアリー

ハリケーン製スライドストック用のバッテリー製作

写真①.JPG
本日はお客様からのご依頼でハリケーン製スライドストック用のバッテリー製作です。
お持込頂いたハリケーン製のストックですが、このストックの特徴はなんと言ってもバッテリー収納スペースに余裕がある為、ラージバッテリー(SUB-Cセル)が収納出来る点です。しかし、一番の問題点はせっかくラージバッテリーが収納出来るのに、肝心の専用バッテリーが販売されていません(泣)という事で当店で製作する事となりました。
実際に内部寸法を調べたところ、直系の大きい最近の大容量ニッケル水素セル(4200、4600mA等)は入りませんでしたので、今回はニッカドの1500mAに決定しました。「今時、ラージで1500mA?」と思いがちですが、ニッカドのラージセルをナメてはいけません。昨今の無理に無理を重ねて強引に容量を稼ぎ出しているミニバッテリーの1500mAとは訳が違います。「ラージバッテリーの8.4V/1500mAとミニバッテリーの8.4V/1500mAは電圧(V)も容量(mA)も同じだから性能も一緒でしょ」と思いがちですが、実際はかなりの違いがあります。確かに一見したところ、表記上は一緒ですがこの表記からはそれぞれのセルの性能までは判りません。簡単に言うとミニバッテリーのセル(2/3Aセル)に比べてラージバッテリーのセル(SUB-Cセル)の方が電圧がドロップした際に復帰するまでの早さ(電動ガンの場合、この点が非常に重要です)、過放電に対する耐久性、自己放電の少なさ、等全てに於いて優れています。ここら辺のお話はしっかりと説明すると、ヒジョ~~に長くなりますのでまたの機会に。
とりあえず「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」と覚えて下さい(笑)
7セル(8.4V)収納可能ですが、両サイドに3セルづつの、残り1セルはバットプレート裏、という変則的な配置となりますので完全な専用バッテリーですね。

写真②.JPG
ワタクシの場合、各セルの配置やコードの長さ等の決定をその場その場の行き当たりばったりで作業すると、大抵は最後で「あ、長さが足りない…」とか「このセルの位置はもうちょっとズラした方が…」となり、最初からやり直す事になりますので(笑)必ずイラストを書くようにしています。初公開ですが恥ずかしいので拡大して見ないで下さい…。


色々と取り回しを考慮した結果、この配線形状になりました。今回のお客様は当店のFMC「HK416」に取り付けて使用されるのでコネクターまでの長さは若干長めにしました。この辺りの寸法は機種によって多少変わると思います。一見、ゴチャついてますがストックに収納すると…


良い感じですね。無駄に長い配線はトラブルの元になりますので「極力、シンプルに」を心がけてます。かといってあまりにも余裕のないキツキツ配線にすると、ちょっとした衝撃等で断線しやすくなりますので、適度な余裕(配線のたるみ)は必要です。


試射してみたところ、やはりラージバッテリーらしく回転の立ち上がりに一切のストレスを感じない軽快な作動感です。ラージとミニでは同じ電圧でも実際の性能差はかなりある、と先程書きましたが、体感的にはミニに比べて1クラス上と思ってもらって間違いないと思います。つまりラージ8.4V=ミニ9.6Vという感覚です。
「ハリケーン製のストックを持っているけど専用ラージバッテリーが無い」という方はお気軽にお問い合わせ下さい。

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